2ちゃんねるや価格ドットコムの書き込みって、どう思います?
イメージ的には、2ちゃんねるは露骨で、言ってみれば公衆トイレの落書き。
価格ドットコムの方はもう少し上品で、井戸端会議、という感じでしょうか。
私は、両方とも、話半分、というか、話題性のあるもののウォッチングには
向いているけれでも、本当のところはなかなか見えないもの、と考えています。
ただ、だからといって別に関心がないのではありません。
表向きで表現されていることよりも、その言外にある発言の動機を探ると、
なかなかおもしろいのではないかなー、と思っています。
で、ちょっと調べてみると、おもしろいサイトを見つけました。
「ウイルス・ウォッチャー・ジャパン」というサイトなのですが、
「2ちゃんねるや価格ドットコム、肯定、否定、どちらの書き込みが多い?」
という調査をウイルス対策ソフトについて行っていました。
対象としているのは、ノートン、ウイルスバスター、ソースネクスト、
カスペルスキー、G DATAの5製品です。
調査方法は、各ソフトのスレにある意見をカウントし、肯定意見と、否定意見に分類する、というものです。
調査日は、ちょっと前になりますが、2007年6月12日。
私は、2ちゃんねるは否定的意見が多く、
価格ドットコムは肯定的意見が多い、と予想しました。
が、結果は予想を大きく裏切りました。

2ちゃんねるにおける肯定・否定意見の割合(6月12日調査)

価格ドットコムにおける肯定・否定意見の割合(6月12日調査)
「どこのメーカーの製品も否定意見が7〜8割。肯定意見が2〜3割」という
「黄金比率」らしきものが存在する、というのです。両者で1割ほどの違いがあるのも、なかなか面白いところです。
これは2chのほうが、より匿名性が高いことと関連しているのかもしれません。
セキュリティソフトというもの自体が、楽しむためのソフトではない特性上、このような「黄金比」が生まれるのかもしれません。
また、どの製品にも共通して「不具合」「重い」といったような意見が 目立っているようでした。
ビデオ編集ソフトやmp3ソフトの場合「それでも結果を求めたいから我慢する」というユーザーも多いのでしょうが、セキュリティソフトの場合、「重くなって」得るメリットを感じるのは難しいのでしょう。
どのソフトを使っても「不具合」「重い」といったものがついてまわるとしたら、 購入する側としては、その「不具合」の度合いと「性能」を見極めるのが、最も賢い選択だと言えます。
その意味では、6月の週刊アスキーのセキュリティソフトの比較で最も優秀だった、
『G DATA InternetSecurity TotalCare』が、今最も魅力的かもしれません。
G DATA InternetSecurity TotalCare